シロアリに暮らしの平穏を奪われてしまう前に、私たちができることは何でしょう?
それは、シロアリが好む環境を徹底的に排除することです。 シロアリが快適に感じ、動きが活発になる気温は、30度前後。逆に、15度以下では動きが鈍くなります。ヤマトシロアリは、比較的低い気温にも耐えられるそうで、6度くらいでも動くことができるとか。また、ジメジメした環境も好みなので、湿度100パーセントも大歓迎。明るい場所は苦手です。
なので、どんよりと暗くてジメジメした環境を減らすように努力をしましょう。屋根裏や床下の換気口を大きくする、時には畳をあげて大掃除をするなど、できることはたくさんあると思います。また、業者にお願いすれば、専用の脱臭剤・調湿剤を用意してくれるでしょう。
シロアリの生活に、水は欠かせません。巣の空調を保つため、蟻道をつくるため…と用途は様々です(蛇足ですが、イエシロアリは狙った木材が堅ければ、水で湿らせて食べてしまうほど強欲です)。そのために、貯水池やため池をつくることもあるほど。ですので、シロアリが水のある場所を狙いに定めるのは、当然のことですよね。
家の排水設備は整っていますか?水がどこからか漏れていたりしませんか?また、最近の「シックハウス」に多いとされる、結露にも要注意です。 水がある場所は、必ずシロアリの温床となります。まずはご自宅まわりをしっかりとチェックしましょう。
シロアリが大好きなごはんは、ズバリ木材です。彼らは生の樹木も大好きですが、私たちが警戒しなくてはいけないのは、住宅に使われている木材がシロアリの食事になることですよね。木材としては、マツ、スギ、ヒノキ、モミなどが好みなんだそうですが、出来上がっている住居の木材をシロアリ予防のために入れ替えるのは大変な手間です。
ですので、あらかじめ木材に薬剤処理をしておくのが有効と言えます。薬剤処理にもコツがあり、木材と木材が接している部分を重点的に行うといいでしょう。シロアリは住居の木材を食べる場合、木材と木材が接触している部分から入り込んでいく「走触性」という性質があります。いきなり、目の前の木材にかぶりつくということはしないんですね。その性質を利用して、柱と梁との接点など、隙間がある部分を薬剤処理するのが賢明です。家のまわりを囲むようにして、薬剤入りの筒を埋めるという方法もあります。外部からのシロアリの侵入を防ぎます。
また、紙や畳、布も大好物なので、住居内に余計な紙くずやボロ布などを貯めないようすることも大切です。 清潔な住環境こそが、シロアリを追い払う第一歩と言えると思います。